計画・装備
計画
1日30㎞を基準として、概算で約17日で踏破するとの計画を立てる。
期間設定は、会社を定年になる2023年3月から4月頃と設定。
服装・装備は、登山用の用品を中心に準備。
服装・装備
- 服装
- 早春のまだ肌寒い日もあり、基本的にインナーにはTシャツ、その上に薄手のフリースを着用し、登山用の伸縮性と撥水加工のあるパンツをそれぞれ2組用意し着回しする。
その他、雨天用のゴアテックス素材のパーカーと、防水加工のオーバーパンツ、防寒用のマイクロフリース、ウールの靴下、帽子を用意しました。
シューズに関しては、情報が多いためリハーサルの項目にて説明します。
- 装備
- 登山用の30リットルサイズのバックパックと、ポケット代わりのウエストパックを使用。
※ウエストパックは、スマホでルートを確認する時や急に財布が必要になる場面等、バックパックを下ろさずに必要な物がすぐ取り出せるため非常に有用であった。
リハーサル
何も分からずぶっつけ本番で歩くには、体力的・装備的にも不安があり、途中でリタイアする事の不安もあった。
そこで、1日約30㎞歩くことと、それを続けるというはどういう事であるかを体験するため、実行の約半年に1泊2日のリハーサルを2回行いました。
旅程・実施
東海道五十三次の旅程
(日本橋~三条大橋)
- 日程
- 2023年3月17日(金)~4月2日(日)
17日間 - 1日平均距離
- 27.5km
- 1日平均時間
- 7時間30分
(休憩・昼食等を含め、出発してから到着するまでの時間) - 平均気温
- 出発時 13.2℃
(最低9℃/最高21℃)
到着時 15.2℃
(最低8℃/最高20℃) - 概算の予算
- 25万円程度
実施における注意点
- 旧東海道のルート確認の方法
- 旧東海道のルートは、現在では存在がなくなっている道もありますが、それでもせっかくなのでできるだけ旧道を歩いて踏破したいという思いは強い。
旧道ルートから外れて長く歩いてしまった時、間違った地点に戻るべきか?到達先で旧道に再度合流するか?こんな地獄の様な選択を迫られる場合があります。
ルートに関しては細心注意を払って確認しながら進みたいものです。
ルートの確認についてスマホのアプリとハンドブック的なものを参考にしまた。
- 新版ちゃんと歩ける 東海道五十三次 東
江戸日本橋~見付宿 山と渓谷社 - 新版 ちゃんと歩ける東海道五十三次 西
見付宿~京三条大橋 山と渓谷社 - スマホアプリ 東海道五十三次
実際歩くときは、スマホアプリで現在地を確認しながら進みました。 30分程の行程を設定し、到達時点の目標物(お寺とか、コンビニとか)を決めて、そこまで歩いて再度目標物を設定して歩くという形式で進みました。それでもコースアウトするはたびたびありました。
本は出し入れやページ確認に手間が掛かることと、歩いている現在地を正確にすることが難しい点があったため、朝食時のその日の歩くルートとそのルート上に何があるかの確認に使用しました。
- 箱根越えと鈴鹿越え
- 旧東海道の難関とされる、箱根越えと鈴鹿越えにおけるそれぞれの特徴と攻略点について簡単にまとめましたので、下記からご確認ください。
その他の情報
宿泊関連
日程 | 宿泊ホテル | |
---|---|---|
3/17 | Fri | スーパーホテル戸塚 |
3/18 | Sat | 東横イン平塚駅前 |
3/19 | Sun | 伊東園箱根湯本 |
3/20 | Mon | セレクトイン三島 |
3/21 | Tue・祝 | スーパーホテル富士駅前 |
3/22 | Wed | ホテル盛松館(静岡駅) |
3/23 | Thu | ホテル1-2-3島田(島田駅) |
3/24 | Fri | 掛川ターミナルホテル |
3/25 | Sat | グランドホテル浜松 |
3/26 | Sun | ジャストインプレミアム豊橋駅 |
3/27 | Mon | 岡崎第一ホテル |
3/28 | Tue | 名鉄イン金山 |
3/29 | Wed | 東横イン近鉄四日市駅前 |
3/30 | Thu | アパホテル三重亀山 |
3/31 | Fri | ルートイン水口 |
4/1 | Sat | シェル近江八幡 |
道中最も心配になるのが、宿泊施設(ホテル)の手配となります。
身体的な疲労等で次の日にどこまで行けるかが確定できない旅になりますので、全行程のホテルを取っておくことも難しい状況となります。
よって、私は、2-3日後のホテルを取りながら進んでいきました。
しかし、到達目標の宿場が現在の市街地でない場合などは宿泊施設自体がないところもあり、ホテル探しはなかなか難しい課題となりました。
また、ホテル自体があったとしても、平日でも満室になっている場合が結構あり、思うように確保できなかったことで、ホテル探しに時間が掛かったことがまぁまぁありました。
また、宿泊ホテルの選択について、宿泊費は本旅において最も大きな支出になるため、予算の都合上、基本的にビジネスホテルでの滞在としておりました。
※ビジネスホテルでの宿泊を基本とする場合、大手チェーンのアプリを取得しておくと便利です。
- 目標宿場近くでホテルが取れない時の確保の方法
- 目標到達宿場の近くの電鉄の駅を確認その駅から近い市街地の駅を特定し、その市街地の
駅付近くで再度ホテルを探しました。
目標宿に到達してから最寄り駅に行き電車に乗りホテルまで 行き、翌朝前日の駅まで電車で戻るということになります。
洗濯
17日間の行程となりますので、洗濯が繰り返し必要になります。
私は、基本上下2セット持っていき、1日ごとにホテルで洗濯するということをしておりました。ホテルでは、洗濯・乾燥機はあるものの、2-3台ほどしかなく、使用されている場合も多く、また、時間も掛かるので他の人が先にしている場合、夕食などの合間をみて洗濯機等の空きを確認しておりました。
ある時は、悪く高校の運動部と一緒になり洗濯機が既にフル稼働順番待ちが発生しており深夜まで洗濯ができなかったこともありました。よって、ホテルに入ると直ぐに洗濯機を確保する事が習慣になりました。
朝食
出発までの時間をできるだけ短縮するため、朝食付きのホテルに泊まることを基本としました。
昨今は、安く朝食のバイキングを提供しているチェーンのビジネスホテルが多いので、
ホテル選び、予約時には朝食がついていることを確認した方がいいかと思います。
昼食
頻繁にはではないですが、昼食が食べれるお店やコンビニもないエリアが延々と続く 区間に遭遇することがあります。特に1号線からは少し離れたところに旧道がある場合、延々と住宅地を歩くことになりますので、朝食の時点で、行程中の昼食場所は確認しておいた方がいいかもしれません。